東京 品川 / 目黒キネマ / 1938年 3月17日
昭和十三年三月十七日発行
発行所 品川区上大崎二丁目六二〇 目黒キネマ
編輯人兼発行人兼印刷人 金子智三郎
印刷所 博龍館印刷所
MEGURO KINEMA 1938 No.128
平日十二時半
日曜・祝日十時開館
上映作品
十七日ヨリ二十三日マデノ番組
皆サマ御選出ノ名画大会
17日(木)
『白い友情』
Private Worlds
(US、1935年、Gregory La Cava監督)
※監督表記:グレゴリイ・ラ・カヴァ
※パ社特作
『麦秋(むぎのあき)』
Our Daily Bread
(US、1934年、King Vidor監督)
※監督表記:キング・ヴィドア
※ユナイト特作
18日(金)
『彩られし女性』
The Painted Veil
(US、1934年、Richard Boleslawski監督)
※監督表記:リチャード・ボレスラヴスキイ
※メトロ特作
『銀盤の女王』
One in a Million
(US、1936年、Sidney Lanfield監督)
※監督表記:シドニイ・ランフィールド
※フォックス特作
19日(土)20日(日)
『メリイ・ウイドウ』
The Merry Widow
(US、1934年、Ernst Lubitsch監督)
※監督表記:エルンスト・ルビッチ
※メトロ特作
『上海』
Shanghai
(US、1935年、James Flood監督)
※監督表記:ジェームス・フラッド
※パ社特作
21日(祭)
『キャラバン』
Caravan
(US、1934年、Erik Charell監督)
※監督表記:エリック・シャレル
※フォックス特作
『ルムバ』
Rumba
(US、1935年、Marion Gering監督)
※監督表記:マリオン・ゲリング
※パ社特作
22日(火)
『別れの曲』
La chanson de l'adieu
(DE、1934年、Géza von Bolváry、
Albert Valentin監督)
※監督表記:
ゲツキ・フォン・ブルヴァリー
※東和商事提供
『シナラ』
Cynara
(US、1932年、King Vidor監督)
※監督表記:キング・ヴィドア
※ユナイト特作
23日(水)
『マヅルカ』
Mazurka
(DE、1935年、Willi Forst監督)
※監督表記:ウィリイ・フォルスト
※独シネ・アリアンツ特作
『沐浴(ゆあみ)』
L'ordonnance
(FR、1933年、Viktor Tourjansky監督)
※監督表記:V・トゥルジャンスキイ
※仏キャピトオル特作
予告作品
次週上映 二十四日ヨリ
『ド・レ・ミ・ファ大学生』
(東宝、1938年、矢倉茂雄監督)
近日上映
『泣虫小僧』
(東京発声、1938年、豊田四郎監督)
『ロッパのガラマサどん』
(東宝、1938年、岡田敬監督)
『奴隷船』
Slave Ship
(US、1937年、Tay Garnett監督)
※監督表記:ティ・ガーネット
『オーケストラの少女』
One Hundred Men and a Girl
(US、1937年、Henry Koster監督)
『モダン・タイムス』
Modern Times
(US、1936年、Charles Chaplin監督)
音楽
今週の休憩奏楽
ビクター・レコード演奏
S 1271
軍艦行進曲/敷島艦行進曲
海軍々楽隊
J 54277
かちどき櫻/さくら日本
勝太郎、古川、能勢/
つぼみ、南、能勢
JA 1051
タンゴ 私の腕に/君が唇を
デプランス管弦団
J 54251
上海ラプソデイ/進軍スヰング
小林千代子/岸井明
S 1270
堂々たる行軍/皇軍の精華
陸軍々楽隊/指揮 山口常光
JA 1057
太洋の勇者/銃士団
スーザ吹奏団
記載事項
お願い
◎皆様が上映御希望の映画は申すに及ばず、
女案内人の至らぬ点、その他御気付きの事、
御不満が御座ゐましたらドシドシ御投書下さい。
御投書大歓迎です。
◎御座席での喫煙は皆様の御迷惑になりますから
御遠慮下さい。
女流音楽家新人抜擢
「当目黒キネマ・チェーンとして銀座八丁目
新橋々畔「銀座前線座」本月新築落成開館に就き
ステーヂ・ショウ女子ミュージック・チーム
三〇名募集。」
淀橋区戸塚町一丁目 早稲田 前線座宛
「当館の番組は朝日新聞の
演芸案内に毎日掲載してあります。」
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